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アルツハイマー型認知症 進行を遅らす為に。

老人性認知症についての現状

日本には現在、認知症の症状をもつ老人が全体で百万人いると推定され、そのうち七十五万人は自宅介護を受けており、残りの二十五万人が、老人病院、特別養護朗印ホーム、などの施設にいるとされています。(厚生省調査)

このようにほとんどの認知症老人は自宅介護を受けているのが現状です。

この傾向は今後、日本の本格的な高齢化社会の到来にともない増加して、2015年には認知症老人の数は二百六十五万人にまで達すると推測され、在宅での認知症老人は百八十万人に達すると予想されます。

一部の認知症には、内科的治療や脳外科手術で治るものもありますが、原因が不明であるアルツハイマー型認知症や脳血管性認知症の場合の治療は困難になります。

日本において、老人の認知症のほとんどはアルツハイマー型認知症と脳血管性認知症が占めており、残りは一部の変性性疾患、内分泌代謝疾患、頭部外傷や感染症などによるものです。

最近の研究では、遺伝子の異常が、アルツハイマー型認知症の原因に関係していることが明らかにされ、この遺伝子がなんらかのきっかけで作動し始めることが考えられるとされています。


現在認知症の原因は急ピッチで追究されている為、有効な薬が開発されるのもそれほど遠い未来ではないはずです。
# by alzheimers1 | 2009-09-08 13:39 | アルツハイマー型認知症の原因

アルツハイマー型認知症を治す薬は?

アルツハイマー型認知症の原因は、いまだにはっきりとは解明されていない為に、発病してしますと、その症状を改善することは非常に困難になりますが、昨今の研究により脳の代謝を改善する薬が多数開発され、多くのアルツハイマー型認知症患者さん方に対して使用されていて、確実な成果をあげつつあります。

しかし、認知症にともなってでる周辺症状とよばれる譫妄や暴力といった精神症状および行動異常に対して効果があるもので、認知症の中核症状である知能の低下に対して薬は作用せず、知能低下を改善する薬は、現在のところまだ開発されていません。

知能低下に対する治療には、神経と神経の間の情報連絡を活発にして、脳の働きを活性化するような薬や、脳の神経細胞の再生を促進し、失われた脳の機能を蘇らせる薬を使用することが必要にあるのです。

最近では、神経細胞が分裂、増殖するのに必要な神経成長因子の研究に期待が寄せられており、認知症の治療に有効ではないかといわれています。

脳の細胞は本来、一度死滅すると、二度と再生できないとされていて、増殖することはないと考えられていますが、ダメージを受けてはいるものの、まだ完全に死滅していない神経細胞が回復するのに神経成長因子が有効ではないかというもので、まだ動物実験段階ではありますが、改善効果があったという報告もでています。
# by alzheimers1 | 2009-09-07 13:44

アルツハイマー型認知症のリハビリについて

アルツハイマー型認知症等の、老人期の認知症患者をかかえたご家庭が看護をされるにあたっては、とても大変な労力が必要になりますが、患者本人の予後に大きく看護のよしあしが関係してくる為、できるだけの配慮をして、患者本人が生きがいをもって行き続けられる様な生活環境を整えてさせあげたいものです。

認知症の症状が進行すると、失禁を起こしたり、寝たきりになったりする事もあり、周りの看護で身辺を清潔に保つような配慮が必要になるとともに、リハビリとして知的な刺激を与えることは効果的です。

老人人口の増加により、リハビリを必要とする人の数は増える一方で、ご家族や周りの方が、正しいリハビリテーションの知識をもつ事が重要です。

リハビリテーションは、第3の医学といわれ、病気の予防、治療とならんで重要なもので、リハビリテーションの目的としては、障害を可能な限り克服して、障害をもったために人間らしく生きることを妨げられている人が、再び人間らしく生きる権利を回復して社会復帰を果たすことにあります。

リハビリテーションを成功させる為には、ご家族や地域社会全体で、心身両面からご本人を助け、協力しあい、その目的や、しっかりとした正しい知識を学び、こつこつと継続することがとても大切な事なのです。
# by alzheimers1 | 2009-09-06 14:44

アルツハイマー型認知症の種類

近年、症しか問題と共に、シルバー世代の人口増加と共に、高齢者に発祥事例の多いアルツハイマー型認知症を含む、老人性認知症が社会的に問題となっていて、その原因についての研究が進められています。

アルツハイマー型認知症が年間で発症する率は、世界中二十三にもおよぶ研究者の分析結果によると、九十歳まで指数関数的に増加するとされています。


また、アルツハイマー型認知症には、次の2種類のタイプに分かれます


1.アルツハイマー型老年認知症

これは、老年期(通常60歳以上)に発症するのが特徴で、アルツハイマー型認知症患者の中でもほとんどがこちらにあたります。

大部分のアルツハイマー型老年認知症の場合でも、親族にアルツハイマー型認知症の患者さんがいらっしゃる場合、遺伝的要因は少し影響するといわれており、多少発症の危険性は高くなるといわれています。


特に親族の中に五十から五十四歳までにアルツハイマー型認知症を発症した方がいる場合、アルツハイマー型認知症を早期に発症する危険が約二十倍も高くなるというデータもあります。

2.家族性アルツハイマー病

家族性アルツハイマー病は、アルツハイマー型認知症の中でも少数派で、常染色体優性のメンデル型の遺伝パターンを示すもので、三十から六十歳代で発症します。

常染色体優性遺伝であるということは、片方の親が家族性アルツハイマー病である場合に、その子供は性別に関係なく五十%もの確率で家族性アルツハイマー病を発症する可能性があるというものです。
# by alzheimers1 | 2009-09-05 14:07 | アルツハイマー型認知症の症状

アルツハイマー型認知症にならない為に出来る事

アルツハイマー型認知症の症状発症の危険因子としての候補は幾つかあります。
・遺伝子
・年齢
・家族歴
・喫煙
・高脂血症
・高血圧
・糖尿病
・生活習慣

たとえば、糖尿病をもつ患者さんがアルツハイマー病を発症する危険性は、健康な人に比べて一・五倍前後もあるといわれていて、その中でも、ある種の遺伝子型をもつ糖尿病の患者さんの場合などは、五.五倍にまで増加するという調査結果もあります。

その他、食習慣、知的生活習慣、運動習慣が、アルツハイマー型認知症の症状発症の危険因子として現在最も関心が高まっています。

☆食習慣について、アルツハイマー型認知症の発症を抑制することがわかっている食物は、

・野菜果物(ビタミンE・βカロテン・ビタミンC)の摂取
・赤ワイン(ポリフェノール)の摂取
・魚(EPA・DHA)の摂取

あまり魚を食べない人は、毎日魚を食べている人の場合に比べて、アルツハイマー型認知症の発症の危険約五倍もあるといわれています。

☆知的生活習慣
・トランプ・チェスなどのゲーム
・文章を読む
・テレビ・ラジオの視聴
・楽器の演奏
これらの活動をよく行う人は、発症の危険が減少するといわれます。


☆運動習慣
有酸素運動によってコレステロールのレベルや高血圧が下がって、その結果脳血流量が増すことで、アルツハイマー型認知症の発症の危険が下がります。

全く運動しない場合と比べると、少し早めのウォーキングを週三回以上運動するだけで、発症の危険は半分になるという研究結果もあります。
# by alzheimers1 | 2009-09-04 14:58 | アルツハイマー型認知症の原因



アルツハイマー型認知症はまだハッキリとした治療法が見つかっていない病気ですが、アルツハイマー型認知症と付き合っていく為に、少しでもお役に立てれば幸いです。

by alzheimers1
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